はじめに
皆さんは、ChatGPTをもっと自分に合った形で使いたいと思ったことはありませんか?
ChatGPTは、人間の言葉を理解して答えてくれるAI(人工知能)ですが、通常だといろいろな質問に対応できる反面、「もうちょっと自分のやりたいことに特化してほしい」と感じることがあるかもしれません。
初めての方はこちら→AI初心者向け!ChatGPTをゼロから学ぶ【AI基礎知識&使い方ガイド】
そんなときに役に立つのが GPTs(ジーピーティーズ) という機能です。
GPTsをうまく使うことで、自分の好みや目的に合ったChatGPTをカスタマイズできるようになります。
これによって、仕事や学習、副業など、いろいろな場面で効率をアップさせることが可能です。
今回の記事では、次の3つのポイントを中心に分かりやすく説明します。
✅GPTsとは何か?
✅GPTsでどんなことができるのか?
✅GPTsをどうやってカスタマイズするか?
前回の記事を読んだことがある人なら、「ChatGPT Plusでさらに便利になったけれど、どうやって使いこなせばいいの?」と思っているかもしれません。
そんな疑問にも答えられる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
👉 前回の記事:【ChatGPT Plus】無料版と何が違う?課金のメリットを徹底解説!
GPTsとは?AI初心者向けの基礎知識
GPTsとは?
GPTs(ジーピーティーズ) とは、ChatGPTにあらかじめ「こんな役割をしてほしい」という設定を与えて、自分専用にカスタマイズできる機能のことです。
普段のChatGPTは、いろんな質問に答えられるように作られた「万能型」のAIですが、GPTsを使えば「パーソナルAI」と呼ばれる、目的に合わせて最適化されたAIを作り出すことができます。
例えば、次のようなカスタマイズの仕方があります。
✅仕事用GPT → 事務作業をサポートするAI
✅学習用GPT → 英語やプログラミングの質問を得意とするAI
✅副業用GPT → ブログ記事やSNS投稿を作成するAI
これらは一例ですが、自分が「こんな場面でAIに手伝ってほしい!」と思うときに、ぴったりのGPTを作ることができるのです。
【参考情報】そもそもAIとは?
AIについて、そもそも「興味はあるけど、何から学べばいいの?」「どうやって使いこなせばいいの?」と感じる方も多いと思います。
そんなAI初心者の方にオススメの記事をご紹介いたします。
こちらです→AI基礎知識と使い方をゼロから学ぶ!初心者向けスタートガイド
GPTsでできること
GPTsは、工夫次第でいろいろなことに使えます。ここでは大きく3つの分野に分けて、その使い方を紹介します。
仕事の効率化

(1)メール文章を自動生成
毎日たくさんのメールを送るビジネスパーソンにとって、文章を考える時間は大きな負担です。
でも、GPTsを使えば、ビジネス用の丁寧なメール文をサッと作ってくれます。
例えば、「営業レポート作成GPT」を作っておくと、売上データを入力するだけで自動的にレポートを作ってくれるので、作業が早く終わります。
(2)会議の議事録を要約
会議で話し合った内容をまとめるのは時間がかかりますよね。
GPTsに会議で出たポイントを入力すれば、要点をギュッとまとめた議事録が完成します。
これで、あとから見返すときも分かりやすくなりますし、報告資料としても使いやすくなるでしょう。
(3)データ分析をサポート
データを扱う人なら、数字や表をまとめてAIに入力し、「この数字から分かる傾向を教えて」とお願いしてみましょう。
すると、GPTsが簡単な分析やコメントを書いてくれます。
難しい統計の勉強をしていなくても、ある程度の傾向をつかむことができるかもしれません。
学習サポート

(1)英語学習GPT
英語の勉強をしているとき、スペルミスや文法ミスは自分ではなかなか気づけないことも多いですよね。
そんなときに「英語学習GPT」を作っておけば、書いた英文をコピペするだけで添削してくれたり、より自然な英語表現を教えてくれたりします。
リアルタイムでフィードバックがもらえるので、独学でも効率よく学べます。
(2)プログラミングGPT
プログラミングの勉強を始めたばかりの頃は、エラーの原因が分からずに苦労することも多いでしょう。
そんなとき、「プログラミングGPT」を使えば、エラーの解決方法やサンプルコードを提案してくれます。
わからないところを具体的に入力すると、コードのデバッグも手伝ってくれるかもしれません。
【参考情報】プログラミング初心者の方へ
そもそもプログラミングに対して「プログラミングに挑戦したいけれど、何から始めたらいいのかわからない。」のように悩みを持つ方も多いと思います。
そんな方には、Google Colabでがオススメで、このツールを使えば、プログラミング初心者でも簡単に始めることができます。
詳しくは→プログラミング初心者でも安心!Google Colabを使ったプログラミング入門
(3)その他の学習
英語やプログラミング以外でも、歴史や数学など、いろいろな教科の勉強を手伝うGPTを作ることができます。
たとえば歴史の年表をまとめてもらったり、数学の問題を解くヒントを出してもらったりすることも可能です。
副業・ビジネスのサポート

(1)ブログ記事の作成
副業でブログを書いている人なら、ネタや記事の構成を考える時間を短縮したいかもしれません。
GPTsなら、「ブログ記事作成GPT」を作って、書きたいテーマを伝えると、記事の見出しや流れを提案してくれます。
あとは自分の言葉で肉付けして書けばOK。効率的にブログを更新できます。
(2)SNSの投稿を自動生成
SNSで宣伝したいときやフォロワーを増やしたいとき、「SNS運用GPT」を作ると便利です。
トレンドのハッシュタグを自動でつけてくれたり、バズりやすい文章を提案してくれたりするので、より多くの人に見てもらいやすくなります。
(3)YouTube動画の台本作成
YouTubeに動画を投稿している人は、台本づくりに時間がかかることもあるでしょう。
そんなときに「YouTube台本GPT」を使えば、動画の流れや話す内容を考えてくれます。
たとえば「3分以内でダイエット方法を解説する台本がほしい」というふうに指示すれば、短い動画に丁度いいシナリオが完成します。
GPTsの作り方【初心者向けガイド】
「自分専用のGPTを作るのは難しそう…」と思う人もいるかもしれませんが、実はそんなに複雑ではありません。
ここでは、基本的な作り方を紹介します。
ChatGPT Plusに登録
まず、GPTsの機能を使うには、有料プランのChatGPT Plusに登録する必要があります。
月額22ドル(税込み)かかりますが、無料版よりも性能が高く、混雑しにくいなどのメリットがあります。
詳しくは→【ChatGPT Plus】無料版と何が違う?課金のメリットを徹底解説!
上記情報は2025年2月時点のものです。料金や支払い方法は変更される可能性がありますので、最新の情報は公式サイトやアプリ内でご確認ください。
GPTsの作成ページへアクセス
ChatGPT Plusに登録したら、ChatGPTを開いてメニューをチェックしてみましょう。
左メニューの「GPTを探索」をクリックし、右上の「+作成する」をクリックすれば、新しいGPTを作る画面に進みます。

GPTsを作成するには、パソコンのウェブブラウザからChatGPTにアクセスしていただく必要があります。
GPTsを作成する手順
「構成」ボタンを押し、以下の手順でGPTsを作成していきます。

アイコンを設定(自作 or 自動生成)
✅自作する場合: 自分で作成した画像をアップロードできます。
✅自動生成する場合: OpenAIのツールを使って、GPTの性格に合ったアイコンを自動作成できます。
名前を入力(GPTの名前を決める)
✅例:「AIライティングアシスタント」「英会話GPT」「プログラミング先生」など、用途が分かりやすい名前をつけるのがポイント。
✅できるだけ短く、分かりやすいものがオススメ!
説明を入力(どんなGPTかを簡潔に紹介)
✅GPTの役割や特徴を説明します。
✅例:「このGPTは、初心者向けにPythonのプログラミングを分かりやすく教えます!」
✅ここでユーザーにどんなメリットがあるかを伝えると、使いやすくなります。
指示を設定(GPTにどんなふうに振る舞ってほしいかを指定)
✅GPTの口調、対応範囲、キャラ設定などを決める重要な部分。
✅例:「親しみやすく、初心者にも分かりやすい説明を心がけてください。」
✅もし「専門的な話だけするAI」や「ユーモアたっぷりのAI」にしたいなら、そのように指示を書きます。
会話の開始者を設定(GPTにする初めの会話)
✅GPTを起動した際に、ユーザーがクリックするだけで会話を始められる。
✅ユーザーは手動で入力する手間を省き、スムーズにGPTとの対話を開始できる。
右上の「作成する」ボタンを押す(保存&利用開始!)
✅すべての設定が終わったら「作成する」ボタンを押してGPTを保存。
✅すぐに試せるし、後から編集も可能!
これで自分専用のGPTが完成です。あとはそのGPTを呼び出して、実際に使ってみることができます。
GPTsの活用アイデア

実際にGPTsを活用すると、こんなふうに便利になるというアイデアをもう少し紹介します。
カスタマーサポートGPT
企業がお客さんからの問い合わせに対応するとき、大量のメールやチャットに答えなければなりません。
そこで「カスタマーサポートGPT」を使うと、よくある質問に自動で答えてくれたり、問い合わせ内容をまとめてくれたりします。
人間のスタッフが対応する前にある程度質問を整理できるので、時間の節約になります。
ライティングアシスタントGPT
作家さんやライターさんが小説やコラムを作るとき、アイデアが浮かばないことがありますよね。
そんなときGPTsに「こんなテーマでコラムを書きたいんだけど、いいアイデアはある?」と聞くと、いくつかの案を提案してくれます。
文章の一部を書いてもらって、それを元に自分で修正すれば、スピーディに仕上げられるでしょう。
翻訳GPT
多国語に対応させれば、英語から日本語、日本語から中国語など、いろいろな翻訳を手伝ってくれます。
専門的な文章の場合は誤訳が出ることもあるので注意が必要ですが、ざっくり内容をつかむには十分役に立ちます。
GPTsで未来を創る【次回予告】
ここまで、GPTsを使うとどうなるかを紹介しました。
もう一度、GPTsがどんな人におすすめかまとめてみます。
仕事を効率化したい人
毎日のメール作成やレポート作りなどをサポートしてもらえるので、時短につながります。
学習をサポートしてほしい人
英語の添削やプログラミングのデバッグ、歴史や数学など、いろんな教科の疑問に答えてもらえます。
副業でAIを活用したい人
ブログ記事やSNS投稿、YouTubeの台本作りなどもGPTsに任せられるので、より多くの成果を目指せます。
こうした人たちにとって、GPTsはとても心強いツールになるでしょう。
とはいえ、AIが出す答えがいつでも完ぺきとは限りません。最終的なチェックや判断は、自分の目や頭で行う必要があります。
ただ、それを差し引いても、作業時間を減らしたり、新しいアイデアをもらったりする上で大きく役立つことは間違いありません。
次回の記事では、GPTsを活用して実際にAI開発を行う方法をご紹介します。
まだAI開発なんてハードルが高いと思う人もいるかもしれませんが、初心者向けのやり方も解説しますので安心してくださいね。
👉 次の記事:ChatGPTのGPTsで始めるAI開発:初心者向け実践ガイド
まとめ
最後に、今回のお話をまとめます。
GPTs(ジーピーティーズ)とは何か?
✅ChatGPTを自分の好きなようにカスタマイズできる機能。
✅「仕事用」「学習用」「副業用」など、自分に合ったAIを作ることができる。
GPTsでできること
✅仕事でのメールや議事録、データ分析のサポート。
✅学習での英語添削やプログラミングのエラー解決。
✅副業でのブログ記事、SNS投稿、YouTube台本作成。
✅ほかにもカスタマーサポートやライティング、翻訳など可能性は幅広い。
GPTsの作り方
✅ChatGPT Plusに登録する(有料)。
✅「カスタムGPT」ページで新しいGPTを作成。
✅GPTのアイコン、名前、説明、指示等を設定。
活用アイデア
✅企業のサポート対応をAI化。
✅ライティングのアイデア出しや翻訳。
✅さまざまな分野で独自のGPTを作って効率アップ。
GPTsを上手に活用すれば、自分の「AIアシスタント」 を持つことができ、日々のタスクがスムーズになります。
AIに任せられる部分は任せて、人間しかできないクリエイティブな作業や判断に時間を使えば、もっと充実した毎日を送れるかもしれません。
あなたも、まずは1つだけでもいいので「こんなGPTがほしい」と考えてみてください。
そして実際に試してみることで、AIを使いこなす未来が少しずつ見えてくるはずです。
次回は、GPTsを使ったAI開発の練習方法を解説します。
より実践的な内容になるので、興味がある方はぜひお楽しみに!
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